酒井家のしあわせ
ずっと以前に伊賀市(旧・上野市)を舞台にした映画のことを書きましたが、そのひとつ、全編伊賀でのロケで撮られた『酒井家のしあわせ』を見ました。
夫と長男に死別した照美(友近)と、再婚した正和(ユースケ・サンタマリア)、照美の連れ子、次雄(森田直幸)、父親違いの妹・光(この子がオカッパ頭で、すごく可愛いです)の4人家族の崩壊と再生を描いています。内容からいくと伊賀市でなくても、どこでもいいような気もしますが、田畑や森林、山をのぞめる学校、旧市街と新興住宅地のいりまじる現代の城下町の風景、ガタガタ揺れるバス、組紐の糸染めや天神祭りといった伝統の残る代表的な「日本」を見せるうえでは伊賀市は最適なロケーションだったのでしょう。
主役は友近でもユースケでもなく、森田くんという息子を演じる男の子でした。サッカー少年だけど、寝坊ばかりしていて、いつも母親とケンカしている反抗期の、どこにでもいそうな男の子です。義理の父親にも今ひとつ心を開いていないかに見えるのですが、父親が「好きな人(男)ができたから・・・」と家を出て行ってから、だんだん変わっていきます。自力で父親が出て行った本当の理由を知ろうとします。父親との再会・・・そして、父親の言い訳に全力で立ち向かっていき、母親に「会いにいこう」と泣きながら訴えます。家族が崩壊しかかったとき、初めて家族の大切さに気づくのです。地味な男の子で、いまどきの子らしく表情も乏しい・・・・その子が涙を流すのを見て、こちらももらい泣きしてしまいました。
次雄の親友の母親、濱田マリも「いかにもいそうな喫茶店のママ」といった感じがよかったです。他に本上まなみ、仁鶴師匠、赤井英和、山田スミコなどが出演しています。
ちなみにテレビが壊れるシーンがあるのですが、よく見ると、うちのと同じ!!ただし、うちのはまだ壊れてません(笑)
お盆に集まった実家での光景など和気藹々とはいかず、親子ゲンカが始まったり、リアルに描かれています。(実際、うちもダンナの親戚の家で、正月にケンカしていた(^^;;)
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